ロータリークラブ

ロータリークラブとはどんな団体ですか?
 ロータリークラブとは異業種の職業の人々の集まりで、親睦と奉仕を柱に活動している世界的な団体です。
その一番基本となる地域別の団体をクラブと呼びます。
クラブでは会員同士が親睦を深め、自己啓発を進めて自分の職業を生かして地域や世界に向けて奉仕活動をしています。
政治・宗教とは無関係であらゆる文化・民族・信条に分け隔てなく門戸を開いています。

実際にクラブではどんなことをしていますか?
 私たちロータリークラブは毎週の例会を通して、人間性を高め、職業倫理(「四つのテスト ※1」に表わされている)を学んで、 思いやり・おもてなしの精神を身につけ、人を育てる。その心で家庭・会社そして地域へと広げていくことを目指しています。

「四つのテスト ※1」
四つのテスト

ロータリーの奉仕活動は?

ポリオ撲滅 END POLIO NOW 各クラブがその地域社会のニーズに対応した奉仕活動を実践しています。
世界的にも貧困対策、疾病予防、識字向上、環境保全などのテーマで世界各国がこぞって奉仕活動をしています。
国際ロータリーは地球上から「ポリオ撲滅」という大きなテーマで長年、継続的な活動を続けています。


ロータリーの標語
 ロータリーの人道的精神とその実践を最も良く表しているのが「超我の奉仕 ※2」と「最もよく奉仕する者、最も多く報われる」という標語です。

超我の奉仕 ※2
個人生活・社会生活・職業生活に於いて自己的欲求は最小限にとどめ、常に最大利他の究極を求め続けて行おうとする奉仕の基準


ロータリークラブの価値観に基づいた行動

  • ◎:ロータリアンは親睦を通して、生涯に亘る友情を育みます。
  • ◎:高潔性のある心構えを持ち、約束、倫理を守ります。
  • ◎:多様性ある考え方を持ち、多角的なアプローチで問題に取り組みます。
  • ◎:奉仕を通じて地域社会の問題に、リーダーシップと職業のスキルを生かして取り組みます。

ロータリーの目的(国際ロータリーより)
 ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある
具体的には、次の各項を奨励することにある

  • 第1:知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること
  • 第2:職業上の高い倫理基準を持ち、役立つ仕事はすべて価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものとすること
  • 第3:ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること
  • 第4:奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること

ロータリーの歴史

ロータリーの誕生と成長

 20世紀初期のシカゴの街は、著しい社会経済の発展の陰で、商業道徳の欠如が目につくようになっていました。
青年弁護士ポール・ハリス氏 ちょうどそのころ、ここに事務所を構えていた青年弁護士ポール・ハリスはこの風潮に耐えかね、友人3人と語らって、お互いに信頼のできる公正な取引をし、仕事上の付き合いがそのまま親友関係にまで発展するような仲間を増やしたい、という趣旨でロータリークラブという会合を考えました。ロータリーとは集会を各自の事務所持ち回りで順番に開くことから名付けられたものです。
 こうして1905年2月23日にシカゴロータリークラブが誕生しました。
 それからは志を同じくするクラブが次々に各地に生まれて、国境を越え、今では200以上の国と地域に広がり、クラブ数35,187、会員総数1,224,261人(2015年9月30日RI公式発表)に達しています。
 そして、これら世界のクラブの連合体を国際ロータリーと称します。

 

日本のロータリー
 わが国最初のロータリークラブは、1920年(大正9)年10月20日に創立された東京ロータリークラブで、翌1921年4月1日に、世界で855番目のクラブとして国際ロータリークラブに加盟が承認されました。
米山梅吉氏  日本でのロータリークラブ設立については、米山梅吉、福島喜三次などの先達の功を忘れることができません。
 その後、日本のロータリーは、第2次世界大戦の波に洗われて、1940年に国際ロータリーから脱退します。戦後1949年3月になって、再び復帰加盟しました。
 その後の日本におけるロータリーの拡大発展は目覚ましいものがあります。ロータリー財団への貢献も抜群で、今や国際ロータリーにおける日本の地位は不動のものになりました。現在、日本全体でのクラブ数は2,278、会員数88,941人(2015年9月現在)となっています。

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